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すいせん わかまつ おもと
水仙
若松
万年青
 序・破・急三本の枝の長さは七・五・三の割合で、ほぼ黄金比に適合しますが、花材や花器の形態により枝の動きに変化をつけるため、真行走と三態に大別したそれぞれを、さらに三区分するだけで、細部にわたって矩(かね)を定めていないので、専敬流の生花はかなり自由性があるといえるでしょう。

 花形は仏教や儒教の思想と、陰陽五行説などが中心になっていますが、骨格となる枝は序・破・急(じょ・は・きゅう)と呼んでおり、序(山の頂)破(山の端)急(丘)に、渓流からやがて大きな流れになるという意味の、曲・流(きょく・りゅう)を加えた、山水の風景を象徴する五体に、請・控(うけ・ひかえ)を添える七つの役枝で基本花形としています。
 また、ひとつの円を左右に二分した半円形の中に、それぞれ本勝手・逆勝手と呼ぶ、一対の花形を成立させていることから、花器の両側に枝が出ぬことと、花形の足元は前後に配列し、一本にまとまった立ち上がりの美しさや、出生(しゅっしょう)と呼ぶ、植物の生育状態を重視するところに特徴があるといえます。